オルトレマテリアは地球環境への負荷を軽減し、持続可能な建築物を作り出すことをコンセプトとして、イタリア・ECOMAT社によって開発されました。セメントなど環境負荷の高い素材の使用を避け、アクリル樹脂をベースにリサイクルされた石英を骨材として配合し製造しています。さらに近年では合成樹脂の使用を減らすため、アクリル樹脂からヒマワリ油由来のポリマーへの切り替えを進めています。

また床や壁など既存の下地への施工を可能とすることで、老朽化した建築物や家具を廃棄することなくオルトレマテリアによって再活用し、建築廃棄物の削減を実現します。

ECO & SUSTAINABLE 環境ヘの配慮

オルトレマテリアは当初床仕上げの素材として開発され、表面耐久性が非常に高く、クラック抑止のため柔軟性や追従性を備えています。また耐水性、防汚性、耐熱性、耐候性、防滑性、通気性なども兼ね備え、様々な使用環境に対応できることで、壁や天井、屋内だけでなく屋外、水廻りや家具、キッチンの仕上げなど幅広い箇所へお使いいただいています。今後、日本でも対応が求められる「HACCP※」にも適用しており、安心してキッチン廻りでご使用頂けます。

QUALITY 特長と安心

オルトレマテリアは、オーソドックスな意匠を表現できる「BASIC-LINE」、意匠自由度の高い「ORIGINAL-LINE」に分かれます。「BASIC-LINE」では下地を選ばず、様々な用途、箇所に施工できる特徴を活かし、床や壁、天井だけでなく屋外までを同じ仕様で仕上げることで、シームレスな統一感のある空間を作り出すことが出来ます。

「ORIGINAL-LINE」では、「BASIC-LINE」の環境性能や多機能性を踏襲しつつ、さらに地球環境に配慮したリサイクルシリーズ、金属意匠、レースや和紙、ブラシや櫛などを使った立体的な意匠など多様な表現が可能です。

「ORIGINAL-LINE」をご希望の場合、最初にお考えのイメージをお伺いします。その上で擦り合わせをさせて頂きながら一つ一つオーダーメイドで意匠をご提案し、空間演出のお手伝いをさせていただきます。

※HACCP(ハサップ)は国際的な食品衛生の管理基準です。日本でも食品衛生法が改正され、2021年6月から食品事業者は、このHACCPの考え方に則った衛生管理が求められています。ヨーロッパではHACCPに基づき、食品周りで使用される様々な素材に要求される性能が試験規格化されています。試験規格では防汚性や洗浄性、防カビ性などの基準が定められており、この試験をクリアしたオルトレマテリアは、安心して食品周りで使用いただける素材と言えます。